夏も終わり。皆さんは今年はお祭りには行きましたか?
行った人も行ってない人も、祭りに想い馳せる時にはこのアルバム!
大滝詠一は「はっぴいえんど」や「A LONG VACATION」で検索をかければ、すぐに分かるような大物音楽家ですが、こちらはその大ヒット作[A LONG VACATION]の前作。本人すら自覚していた売れ行き無視&趣味一直線の音楽の、集大成的なアルバムです。
イントロから自身の素養詰め込みまくり!時代特有のダサさすら相まって、その凄まじい音楽濃度には今聴いても驚異を覚えます。
あくまでシャレに徹した、パロディーやオマージュの連続の娯楽作なのに、シャレで済まされない本気中の本気がダダ漏れ!
クレジットも冗談だらけで読み取るのが大変なんですけども、演奏者も当時の錚々たるミュージシャンが参加してるようで。
おそらく、日本音楽界究極の才能の無駄づかいアルバムと言えるでしょう!!あ、いい意味でですよ!
なんせ濃すぎるので、誰にでもおすすめ!なんてことは言えないのですが…
それでも日本のポップスが好きな方には、ふざけた気持ちででもポップス研究の為でも、一度は聴いてみて頂きたいアルバムです。
しんべえ